About this 潜水日誌

久米の海を覚えるためのネタ帳代わりのブログです。
生物知識や、ガイド中に使えそうなネタなど、読者を気にせず書き殴ります。

2015/05/14

ピグミーシーホース

撮影日:2015/5/14 ポイント:ウーマガイ 水深:48m
撮影機材:canon7D/60mm macro

串本では深場に行かずにレアものを探すというスタンスでしたが、
久米ではそうも行かなさそうです(笑)
水深5mから40mオーバーまで一気に落ちるという地形から、
水深による生物の棲み分けができているそうです。
この子の水深は48m…
ガイドネタとしては難しそう。
浅いところで発見できるまで待ちましょう( ゚Д゚)

ピグミーシーホースといえば、
このピンクの子を想像しますが、
これはあくまで小さいタツノオトシゴ属を指す名前。
ジャパピグなどを含め、8種ほど見つかっているそうです。
この子の学名はバーギバンティなので、
そう呼んでいる人もいます。

タツノオトシゴ属はメスがオスのお腹に卵を産み付けるので、
オスのお腹が膨れます。
久米では、梅雨明け7月くらいからお腹が大きくなりだすとか。

2015/05/10

シマオリハゼ

撮影日:2015/4/12 ポイント:真泊港 水深:6m
撮影機材:canon7D/100mm macro

泥地の普通種シマオリハゼ。
南方系なのか、串本で出た際は話題になっていた。
久米の真泊や西表のヒナイビーチでは、
普通種だけあって見つけやすい。

さらによくホバリングしているので、
目には入りやすいのだが、
パッと見の色は地味…汗


こちら西表のヒナイビーチ産のシマオリハゼ。
真泊産よりすこし色合い豊か。

そもそもヒレや顔などに光を当てると、
綺麗になる種で、
光具合はヤツシハゼ属とも似てますな!

今回は、ただ撮るしかいなかったので…
今度はヒレに注目して撮影してみることにしよう(/_;)



2015/05/08

クレナイニセスズメ

撮影日:2015/4/17 ポイント:シチューガマ 水深:18m
撮影機材:canon7D/100mm macro

いきなりの更新さぼり…。
いかんいかん、ちゃんと勉強せな(T_T)

この子は沖縄での普通種。
岩陰を好み、
体色が鮮やかなムラサキで目立つため、
見つけやすい種です。

普通種なので、
あまり紹介されることはないかもしれないけど、
やっぱりこの色は注目して見てほしい。
特に、ライトを当てたときの発色は目を見張るものがあります。

基本的には臆病ですぐに岩陰に隠れるものなのですが、

久米島の子はなかなか隠れず、

紹介しやすく写真も撮ってもらいやすい。


串本にも多くいたメギスの仲間で、

ニセスズメとはメギス科の仲間につけられる名で、

スズメダイに似て非なるものという意味らしいのですが、

明らかにスズメダイとは似ても似つかないですよね(´・ω・`)


同じニセスズメの名を冠す、
リュウキュウニセスズメ…
この子もキレイそうなのでぜひ見てみたい!